更新日:2022/05/26
住宅ローンは何年まで借り入れるべき?平均や最短・最長期間も紹介
        住宅ローン計画では借入額、金利と並んで返済年数も重要な検討事項です。何年で返済するのが一番コスパがよいか、返済年数をいろんな切り口で試算し検証していきます。実際にほかの人は何年借りているのか借入年数に関する調査データも交えながら解説します。
- 住宅ローンを組む最適な年数について知りたい人
 - 住宅ローンの返済年数の平均値が知りたい人
 - 住宅ローンの正しい組み方が知りたい人
 
内容をまとめると
- 住宅ローンの返済年数の平均は約30年、実際は35年で組む人が多い
 - 住宅ローンの返済年数は何歳で完済したいか、月々の返済額もふまえて決める
 - 住宅ローンを短期にする場合は変動金利、長期にする場合は固定金利がおすすめ
 - すまい給付金、住宅ローン控除、繰り上げ返済を活用して効率よく返済しよう
 - 住宅ローンで後悔したくない人ははやめにお金の専門家に助言をもらおう
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目次を使って気になるところから読みましょう!
- 住宅ローンは何年で返すのが得なのか?
 - 住宅ローンの最長(最短)借り入れ期間は機関によって異なる
 - 何年単位?一般的な最長借り入れ期間は35年
 - 何年が多い?35年で契約する傾向がある
 - フラット35なら15年以上から設定できる
 - 住宅ローンの平均借入期間は30年
 - 中古住宅は28年と低めの傾向がある
 - 住宅ローンを短い年数で契約するメリット・デメリット
 - メリット:利息を抑えられる
 - デメリット:返済期間を延長できない
 - 住宅ローンを長い年数で契約するメリット・デメリット
 - メリット:毎月の返済負担が少ない
 - デメリット:利息を多く支払う
 - 何年が得?住宅ローンの借り入れ年数を決める際の注意点4つ
 - 注意点①:何歳で完済したいかを決める
 - 注意点②:毎月の返済金額を計算しておく
 - 注意点③:急な費用発生にも備えておく
 - 注意点④:老後資金を考慮して組む
 - 住宅ローンの返済期間は金利の変動も重要である
 - 短期間で返済するなら変動金利がおすすめ
 - 長期間で返済するなら固定金利がおすすめ
 - 住宅ローン返済に活用できるお得な制度3つ
 - 制度①:すまい給付金
 - 制度②:繰り上げ返済
 - 制度③:住宅ローンの減税
 - 住宅ローンの相談はマネーキャリアへ!
 
目次
住宅ローンは何年で返すのが得なのか?

住宅ローンは決断の連続です。借入額を決める。金利を決める(変動か固定か)。どの金融機関を使うか。そして「何年借りるか」。住宅ローンの4大決断要素の一つである返済年数はとても悩ましい問題です。
- 住宅ローンの最長(最短)借入期間は機関により異なる
 - 一般的に最長借り入れ期間は35年
 - 実際は35年で契約する人が多い
 - フラット35なら15年以上から設定可能
 
ではひとつずつ解説していきましょう。
住宅ローンの最長(最短)借り入れ期間は機関によって異なる
| 銀行 商品名  | 借入期間 | 全期間固定型 | 
|---|---|---|
| 三井住友銀行 WEB申込専用住宅ローンⅠ  | 1~35年 | 11年以上 | 
| みずほ銀行 みずほネット住宅ローン  | 1~35年 | 11年以上 | 
| 三菱UFJ銀行 住宅ローン  | 2~35年 | 21年以上 | 
| りそな銀行 りそな住宅ローン  | 1~35年 | - | 
| auじぶん銀行 住宅ローン  | 1~35年 | - | 
| PayPay銀行 住宅ローン  | 1~35年 | - | 
| 住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン  | 1~35年 | - | 
| 新生銀行 パワースマート住宅ローン  | 5~35年 | - | 
| ソニー銀行 住宅ローン  | 1~35年 | - | 
何年単位?一般的な最長借り入れ期間は35年
| 期間の設定単位 | 銀行 | 
|---|---|
| 1年ごと | みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、新生銀行 | 
| 1ヶ月ごと | 三井住友銀行、auじぶん銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行 | 
- 借入時の年齢:20歳~65歳
 - 完済時の年齢:80歳未満
 
| 借入時の年齢 | 完済時の年齢 | 
|---|---|
| 20歳 | 55歳 | 
| 25歳 | 60歳 | 
| 30歳 | 65歳 | 
| 35歳 | 70歳 | 
| 40歳 | 75歳 | 
このようなイメージになります。住宅ローンの借入期間を考えるときは、年齢も大きな要素だということを念頭に入れておきましょう。
何年が多い?35年で契約する傾向がある
| 返済期間 | 住宅建築資金 | 土地購入資金 | 
|---|---|---|
| 5~10年未満 | 0.6% | 0.5% | 
| 10~20年未満 | 4.9% | 2.1% | 
| 20~35年未満 | 20.0% | 9.8% | 
| 35年以上 | 74.5% | 87.6% | 
| 返済期間 | 一戸建て | 集合住宅 | 
|---|---|---|
| 5~10年未満 | - | 0.8% | 
| 10~20年未満 | 11.9% | 6.2% | 
| 20~35年未満 | 18.8% | 23.8% | 
| 35年以上 | 69.3% | 69.2% | 
フラット35なら15年以上から設定できる
- ローン全期間で固定金利
 - 保証人不要
 - 繰り上げ返済手数料無料
 
- (1)15年以上、35年以内(お申込者が 60歳以上の場合は、10年以上) 
 - (2)お申込日より、80歳となるまでの年数
 
住宅ローンの平均借入期間は30年

国土交通省による住宅ローンの返済期間に関する調査(※1)によると、新築の返済期間の平均値は下記の通りとなっています。
| 種類 | 返済期間の平均(※2) | 
|---|---|
| 注文住宅(建築) | 32.4年 | 
| 注文住宅(土地) | 34.2年 | 
| 分譲戸建住宅 | 31.0年 | 
| 分譲マンション | 31.1年 | 
※2 注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査
中古住宅は28年と低めの傾向がある
| 種類 | 返済期間の平均 | 
|---|---|
| 一戸建て | 27.2年 | 
| 集合住宅 | 25.3年 | 
中古住宅では約25年~27年という返済期間で、新築よりも数年短い結果となりました。新築よりも安価で手に入りやすいことがその背景にあると推察されます。
※国土交通省住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」
住宅ローンを短い年数で契約するメリット・デメリット

住宅ローンの借入年数について、短期間で返していく場合の特徴について解説しましょう。
本題に入る前に、借入金と利息について今一度復習しておきましょう。利息(利子)とは、借入金の一定比率で銀行に支払うものです。一定比率のことを金利と呼びます。金利は通常年利で表示され、年利とは1年に支払う利息の割合を指します。
 一方、借入金そのものは元金や元本と呼ばれます。
たとえば100万円の借入金(元金)を年利1%で1年間借りるとすると、 
1年間の利息=元金100万円×金利1%(0.01)= 利息1万円
となります。住宅ローンの利息計算はもう少しむずかしいのですが、この式は利息計算の基本として覚えておくとよいでしょう。
さて、借入期間を短くするとどのような影響があるのでしょうか。
- メリット:利息を抑えられる
 - デメリット:返済期間を延長できない
 
それではひとつずつ解説していきましょう。
メリット:利息を抑えられる
| 借入年数 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| 25年 | 119,980円 | 35,994,148円 (▲2,584,859)  | 
| 30年 | 103,536円 | 37,272,768円 (▲1,306,239)  | 
| 35年 | 91,855円 | 38,579,007円 | 
デメリット:返済期間を延長できない
借入期間は延長できないということを念頭におき、無理のない返済月額を十分検討したうえで借入期間を決める必要があります。
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住宅ローンを長い年数で契約するメリット・デメリット

借入期間が長いか短いにより、メリットとデメリットがあります。実際多くの人が設定している35年という年数は、住宅ローンの最長期間となります。長い年数で借り入れるということは、どのような利点、または欠点があるのでしょうか。
- メリット:毎月の返済負担が少ない
 - デメリット:利息を多く支払う
 
ではひとつずつ見ていきましょう。
メリット:毎月の返済負担が少ない
| 借入年数 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| 25年 | 119,980円 | 35,994,148円 | 
| 30年 | 103,536円 (▲16,444)  | 37,272,768円 | 
| 35年 | 91,855円 (▲28,125)  | 38,579,007円 | 
毎月の返済額は、住宅ローンを考えるうえで重要な判断材料です。月々の返済額と借入期間をバランスよく見極めながら、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。
デメリット:利息を多く支払う
| 借入年数 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| 25年 | 119,980円 | 35,994,148円 | 
| 30年 | 103,536円 | 37,272,768円 (+1,306,239)  | 
| 35年 | 91,855円 | 38,579,007円 (+2,584,859)  | 
何年が得?住宅ローンの借り入れ年数を決める際の注意点4つ

住宅ローンは、少ない借入額を短い年数で借りることが利息の節約につながります。頭ではよくわかってはいるものの、実際限られた収入でなかなかそうもいかないですよね。できるだけコスパよく、利息を最低限に抑えつつも無理のない返済計画を立てるには、一体どうすればよいのでしょうか。
- 何歳で完済したいか
 - 毎月の返済金額
 - 急な費用発生にも備えておく
 - 老後資金も考慮して
 
賢い住宅ローン計画は、このような点に注意することが重要になります。では解説していきましょう。
注意点①:何歳で完済したいかを決める
| 借入年数 | 年齢 | 
|---|---|
| 25年 | 35歳~60歳 | 
| 30年 | 30歳~60歳 | 
| 35年 | 25歳~60歳 | 
- 55歳で子育てが落ち着く(2人とも社会人になる)
 - 56歳から老後資金の準備をはじめる
 - 60歳で住宅ローンを完済する
 
注意点②:毎月の返済金額を計算しておく
| 種類 | 返済負担率(※2) | 
|---|---|
| 注文住宅 | 17.9% | 
| 分譲戸建住宅 | 18.6% | 
| 分譲マンション | 17.4% | 
| 中古戸建住宅 | 15.9% | 
| 中古マンション | 14.8% | 
| 年収 | 返済負担率 | 
|---|---|
| 400万円未満 | 30%以下 | 
| 400万円以上 | 35%以下 | 
返済負担率20%はいくらか
返済月額を返済負担率20%で設定するとして、世帯収入別に月額がいくらになるか一覧にしてみましょう。
| 世帯年収(手取り) | 月収(手取り) | 20%の金額 (返済月額の目安)  | 
|---|---|---|
| 400万円 | 33万円 | 6.6万円 | 
| 500万円 | 42万円 | 8.4万円 | 
| 600万円 | 50万円 | 10.0万円 | 
| 700万円 | 58万円 | 11.6万円 | 
| 800万円 | 67万円 | 13.4万円 | 
右端の金額が月収の20%の金額で、住宅ローンの返済額の目安となります。
※1 国土交通省住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」  
※2 注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査
注意点③:急な費用発生にも備えておく
- 医療費(急なケガ、病気、歯科治療)
 - 住まいの修繕費(水回り、給湯器)
 - 家電の故障
 - 税金(固定資産税、自動車税)
 - 冠婚葬祭費用(祝い金、香典)
 - 旅行費用(里帰り)
 
注意点④:老後資金を考慮して組む
住宅ローンの返済期間は金利の変動も重要である

住宅ローンの攻略ポイントは金利であるとも言われます。固定金利か変動金利か、金利選びに悩んでいる人も少なくありません。
- 短期間で返済するなら変動金利
 - 長期間で返済するなら固定金利
 
住宅ローンの金利は、実は返済期間と密接な関係があります。解説していきましょう。
短期間で返済するなら変動金利がおすすめ
| 銀行名 | 変動金利 | 35年固定金利 | 
|---|---|---|
| みずほ銀行 (ネット申込・ ローン取扱手数料型)  | 0.375%~ 0.675%  | 1.39%~1.49% | 
| りそな銀行 融資手数料型  | 0.470% | 1.250% | 
| auじぶん銀行 | 0.410% | 2.540% | 
| 変動金利 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| ① 全期間 0.5%  | 77,875円 | 32,707,560円 | 
| ② 1~10年目 0.5% 11~20年目 1.5% 21~35年目 2.5%  | 77,875円 87,814円 94,329円  | 36,861,857円 (②-①:+4,154,297)  | 
| 変動金利 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| ③ 1~10年目 0.5% 11~20年目 1.5% 21~25年目 2.5%  | 106,400円 114,514円 117,408円  | 33,554,132円 (③-②:+3,307,725)  | 
長期間で返済するなら固定金利がおすすめ
- ①変動金利で10年ごとに1.5%ずつ上昇
 - ②固定金利1.5%
 
| 金利 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| ①変動金利 1~10年目 0.5% 11~20年目 2.0% 21~35年目 3.5%  | 77,875円 93,066円 103,389円  | 39,122,853円 | 
| ②固定金利 1.5%  | 91,855円 | 38,579,007円 (▲543,846)  | 
住宅ローン返済に活用できるお得な制度3つ

ここで住宅ローンに関するお得な制度をご紹介します。消費税に関する給付金、所得税の減額などがあります。
- すまい給付金
 - 繰り上げ返済
 - 住宅ローンの減税
 
条件さえ合えば利用しない手はありません。情報をチェックしてぜひ利用してみてください。
制度①:すまい給付金
| 項目 | 要件 | 
|---|---|
| 申請者 | 自ら居住 収入が775万円以下(※)  | 
| 契約期間 | 注文住宅(新築):令和2年10月1日~令和3年9月30日  分譲・中古住宅:令和2年12月1日~令和3年11月30日  | 
| 入居期限 | 令和4年12月31日(2022年12月31日)まで | 
| 対象となる物件 | 床面積:40m2 施工中等に第三者の現場検査をうけ 一定の品質が確認されること 不動産業者から購入した物件 (個人売買は対象外)  | 
| 申請期限 | 住宅の引渡しを受けてから1年3ヶ月以内 | 
| 給付基礎額 | 収入額の目安(※) | 
|---|---|
| 50万円 | 450万円以下 | 
| 40万円 | 450万円超525万円以下 | 
| 30万円 | 525万円超600万円以下 | 
| 20万円 | 600万円超675万円以下 | 
| 10万円 | 675万円超775万円以下 | 
制度②:繰り上げ返済
繰り上げ返済という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。繰上げ返済はお得な返済方法です。一体どのようにどれくらいお得なしくみなのでしょうか。
繰り上げ返済とは、住宅ローンにおいてあるまとまった金額を返済することです。住宅ローンの借入金の内訳を「元金+利息」とすると、繰り上げ返済は元金に対してのみとなります。
繰り上げ返済には住宅ローンの期間を短くする「期間短縮型」と期間を変えずに月々の返済額を減らす「返済額軽減型」という2タイプがあります。
繰り上げ返済のあるなしで、返済総額にどのような違いが出てくるかシミュレーションしてみましょう。
100万円を繰り上げ返済するとして、返済額軽減型と期間短縮型でどのように違うか、繰上げ返済なしと比較してみましょう。
◆試算1:10年後に100万円繰り上げ返済
【借入金:3000万円、借入期間:35年、固定金利:1.5%、元利均等返済、ボーナス返済なし】
| 返済方法 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| ①繰り上げ返済なし | 91,855円 | 38,579,007円 | 
| ②繰り上げ返済 10年後 返済額軽減型  | 91,855円 繰り上げ返済後:87,855円  | 38,379,241円 (▲199,766)  | 
| ③繰り上げ返済 10年後 期間短縮型  | 91,855円 繰り上げ返済後の借入期間:27年3ヶ月 (1年4ヶ月短縮)  | 38,129,192円 (▲449,815)  | 
②返済額軽減型で約20万円、③期間短縮型で約44万円の利息を節約することができました。③期間短縮型の方が利息の節約にはより効果的だということを覚えておきましょう。
借入期間の点では、③期間短縮型は約1年以上短くなりました。
◆試算2:5年後に100万円繰り上げ返済
| 返済方法 | 返済月額 | 利息を含む 総返済額  | 
|---|---|---|
| ④繰り上げ返済 5年後 返済額軽減型  | 91,855円 繰り上げ返済後:88,404円  | 38,336,551円 (▲242,456)  | 
| ⑤繰り上げ返済 5年後 期間短縮型  | 91,855円 | 38,023,460円 (▲555,547)  | 
④返済額軽減型で約24万円、⑤期間短縮型で約56万円の利息を節約することができました。5年早めたことで、それぞれ約4万円、約12万円も利息を節約することができました。
このように繰り上げ返済は利息を含めた総返済額を抑えるのに非常に有効な方法です。住宅ローンの月々の返済額は余裕を持って設定しておき、タイミングを見て繰り上げ返済をしていくのはひとつの有用な手法だと言えるでしょう。
繰り上げ返済を見越してローン計画を立てる際は、繰り上げできる金額の単位や手数料についても確認しておきましょう。長期固定金利のフラット35は、窓口では100万円から、ネットでは10万円から繰り上げ返済が可能で、手数料は無料となっています。
制度③:住宅ローンの減税
住宅ローンの負担を減らすための住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)という制度があります。住宅ローンが10年以上あると使える制度で、借入残高の0.7%を所得税から差し引いてくれます。
住宅ローン控除の利用要件としては、
- 自ら住んでいる
 - 住宅ローンが10年以上
 - 広さ50m2以上で1/2以上が居住用
 - 所得金額2000万円以下
 
などがあります。
どれぐらい税金がお得になるか試算してみましょう。年間の所得税が20万円として計算します。
| 借入残高 | 控除される税額 | 所得税 納税額  | 
|---|---|---|
| 2000万円 | 2000万円×0.7% =14万円  | 20万円-14万円 =6万円  | 
| 3000万円 | 3000万円×0.7% =21万円  | 20万円-21万円 →0万円(※)  | 
| 4000万円 | 4000万円×0.7% =28万円  | 20万円-28万円 →0万円(※)  | 
※控除される税額が実際の所得税より多い場合、住民税から控除されます。
このように、住宅ローン控除は借入残高が多いほど減税効果の高い制度となっています。
住宅ローンの相談はマネーキャリアへ!

今回の記事は住宅ローンの返済年数をテーマにお届けしました。
- 多くの人は借入期間35年で契約している
 - 借入期間が長いと月々の返済額は少ないが利息は多くなる
 - すまい給付金や住宅ローン控除などお得な制度を利用すべし
 - 繰り上げ返済は期間短縮型で早めの返済がお得
 
ポイントをまとめると以上のようになります。
住宅ローンはコスパの良さも大事ですが、急な出費や老後資金なども考慮して無理のない返済計画を立てなければいけません。月々の返済額は抑え、多少借入期間は長くても積極的に繰り上げ返済をしていくことで無駄なコストを抑えることも可能です。
住宅ローンは机上で漠然と考えるよりも、シミュレーションが計画成功のカギとなります。ただやみくもに試算するのではなく、お金のスペシャリストに一任するのが効率良く失敗のない方法です。
顧客満足度93%のマネーキャリアならヒアリングの中からあなたに合った住宅ローンのシミュレーションを提供します。随時無料相談受付中で全国からオンライン可能です。
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